・「外壁塗装のひび割れの原因は？」
・「放置していても大丈夫なの？」
・「どのように対処すればいいのか知りたい」
新潟県で外壁塗装を行っております、一級塗装技能士の渡辺です。
よく、お客様から上記のようなお問合せをいただきます。
外壁塗装のひび割れにはさまざまな原因が考えられ、場合によっては早急に対処を行う必要も……。
そこで今回は、外壁塗装のひび割れの「原因」や「種類」、具体的な「対処法」について詳しく解説していきます。
ぜひ、お悩みの際は当記事を参考にしてみてくださいね。
ひび割れが発生する『原因』
それでは、さっそく外壁塗装にひび割れが発生する原因についてチェックしていきましょう。
●経年劣化によるひび割れ
最も多いひび割れの原因は、外壁塗装の経年劣化によるものです。
外壁塗装は、月日の流れとともに経年劣化します。
約10年に一度は塗替えが必要になり、ひび割れを放置すると塗料の性能や家の防水機能が失われてしまいます。
そのため、前回塗装工事を行ってから10年以上経過している場合や、使用している塗料の耐用年数が近づいている際は経年劣化の可能性が高いです。
●施工不良によるもの
ひび割れは、不良によっても起こります。
施工不良の原因は、下記のようなケースが考えられます。
・塗料を十分に乾燥させなかった
・外壁材と相性の悪い下塗り塗料を使用してしまった
・雨や湿気の多い日に塗装工事を進めた
外壁塗装の塗替えを行ってからわずか数年でひび割れが起こった際は、施工不良の可能性が高いです。
●地震や車の振動によるもの
車が通ったときに起こる振動や、地震による揺れによってひび割れが発生してしまうことも……。
大きな道路沿いに住宅が建っている場合は、振動によるひび割れが考えられます。
●住宅の構造に問題があることで起こるひび割れ
住宅の構造に問題があり、家が傾いてしまっていることでもひび割れが起こっているケースもあります。
このような場合は、家が倒壊してしまう危険性もあるため早急に対処が必要になります。
ひび割れの『種類』
続いては、ひび割れの種類を見ていきましょう。
あなたの家に発生しているひび割れはどれかな？と考えながらチェックしてみてくださいね。
●ヘアークラック
ヘアークラックは、ひび割れの幅が0.3mm以下、深さが4mm以下の髪の毛のような細いひび割れのことを指します。
このひび割れは、モルタル外壁や日本の住宅で多く使用されているサイディング外壁でも発生します。
外壁塗装が経年劣化しているサインでもあるため、放置してしまうとひび割れから家の内部に雨水が浸入する原因に……。
そのため、発見した場合は外壁塗装業者に連絡をするようにしましょう。
●乾燥クラック
乾燥クラックは、モルタル外壁のような湿式工法で施工された外壁に起こります。
このひび割れは、乾燥をさせる途中で水分が蒸発し、収縮が起こることで発生します。
近くでないと確認できないほどのひび割れが特徴です。
●縁切れクラック
縁切れクラックは、湿式工法で施工されたモルタル外壁で多く見られるひび割れです。
施工の際に、作業を途中で中断したりといった理由で「前に塗った箇所」と「新しく塗った箇所」とで、乾燥に差が出てしまうことで起こります。
●構造クラック
構造クラックは、外壁の内部からひび割れが起こることによって発生します。
建物の構造に欠陥がある場合や地盤が不動沈下していることが原因です。
ひび割れの幅が広く、深さがあるひび割れが発生していた場合、早急に業者に連絡し対処を行うようにしましょう。
●開口クラック
開口クラックは、住宅の扉や窓の開口部周辺に発生します。
開口部は、雨の影響を受けやすいため発見した場合は早めに対処することが重要です。
ひび割れが発生すると起こる『トラブル』
それでは、ひび割れが発生することで起こるトラブルについて確認していきましょう。
●建物の印象が悪くなる
外壁塗装の美しさは、そのまま家の印象へとつながります。
経年劣化によるひび割れが起こった際は、塗替えや補修を行い外観のきれいさを保つことで家全体が明るい印象になります。
●雨漏りが発生する
外壁塗装の本来の目的や、家を雨や雪などの水から守ることです。
発生したひび割れを放置してしまうと、その隙間から雨水などが浸入し雨漏りが起こる原因に……。
●湿気から発生したカビによって健康被害が起こる
経年劣化によってひび割れが起こっている場合は、家の防水機能が失われているサインでもあります。
そのままにしていると、家全体が湿気を帯びて外壁にカビやコケが発生します。
結果、発生したカビを吸い込むことによって健康被害が起こる恐れも……。
●建物の耐久性が下がり寿命が短くなる
家の内部に雨水が浸入すると、土台や柱、断熱材などを腐食させてしまう恐れがあります。
すると、建物の耐久性が下がり寿命が短くなってしまう原因となります。
最悪の事態を避けるためにも、定期的に外壁塗装の状態をチェックすることが重要です。
発見した場合はどう対処する？
では、実際にひび割れを発見した場合はどのように対処すれば良いのでしょうか？
●ひび割れの幅や深さを測る
まずは、定規を使用してひび割れの幅や深さを測ってみましょう。
測ることに自信のない人は、発生したひび割れの箇所を確認し業者にチェックしてもらいましょう。
●専門の業者に連絡する
専門の業者に依頼し、何が原因によるひび割れかを確認しましょう。
ひび割れの原因が外壁塗装の経年劣化によるものか、家の構造上の理由かで対処方法は異なります。
外壁塗装のことなら『渡辺塗工』にお任せください
渡辺塗工では、塗装に関する幅広い知識と高い技術を持つ職人が、丁寧に施工を行います。
外壁塗装で気になることがあった場合やお困りの際は、ぜひ当社にお気軽にご相談ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか？
一口にひび割れといっても、さまざまな種類と原因があります。
大切なことは、ひび割れの状態を正しく判断して対処を行うことです。
今回の記事が、あなたの住宅を守るためのきっかけとなりましたら幸いです。
渡辺塗工
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