塗装工事の本来の目的は、建物をコーティングし、雨や紫外線などの外的要因から守ること。
住まいは普段、紫外線や雨・風の影響を受けているため、しっかりとコーティングを行わなければ、すぐに劣化してしまいます。しかし、その効果も永遠に続くわけではありませんので、外壁の場合、約10年を目安に塗り替えが必要です。
また、最近では明るい色を使用した鮮やかな住まいが人気です。気分も明るくなりますので、「印象を変えるために塗り替えたい」という要望にも喜んで対応いたします。
■外壁塗装の必要性
○外壁の劣化を防ぐために必要
塗料の耐用年数を大幅に超えてしまうと、外壁にさまざまな経年劣化の症状が表れます。
経年劣化のサインとして、外壁の「色褪せ」や「ひび割れの発生」、「剥がれ」などがあります。
○家の資産価値を守るために必要
外壁塗装の役割は、雨や雪などの水から家を保護することです。
そのため、塗料が経年劣化すると外部からのダメージを直接に家に受けてしまい、外壁だけでなく家自体の劣化にもつながってしまいます。
○補修工事費用を抑えるために必要
家の内部までダメージを受けてしまうと、大がかりな補修工事が必要になります。
また、工事しなければならない場所もひとつに収まることが少ないため、外壁塗装を塗替える費用よりもさらに大きい金額が出ていってしまうことに。
■外壁塗装をしたときの「メリット」
○耐用年数が高い塗料に変えることができる
外壁塗装の塗料は、種類によって耐久性の高いものがあり、それぞれ耐用年数が異なります。
塗替えの時期は、実際の外壁の状態によっても変化しますが、約10年といわれています。
○汚れの目立ちにくい色にすることが可能
たとえば、現在の外壁の色が白の場合。
今度の色は汚れが目立ちにくいグレーにして、外観のきれいさを保ちやすくすることも可能になります。
○家の印象を変えられる
長く同じ家に住んでいると、汚れが目立ってくるだけではなく家の印象に飽きてくる人も存在します。
外壁塗装は、手軽に家のイメージを変えることができるメリットがあります。
■外壁塗装で使用される塗料をご紹介
○アクリル塗料
比較的値段が安く、手軽に利用できます。しかし、耐用年数は5~7年。劣化が早く塗膜も硬くなりやすいので定期的なメンテナンスが必要です。
○ウレタン塗料
塗膜が柔らかいところが特徴で伸縮性が高く、密着性に優れている塗料です。密着性が高い分、防水性にも優れていますが耐用年数は6~8年と短く、耐久性はやや低いという面もあります。
○シリコン塗料
塗料にシリコンが含まれている塗料で、汚れにくく耐久性が高いところが特徴です。
また、光沢があり美しく仕上がりますので、見た目で選ばれる方もいらっしゃいます。耐用年数は8~10年以上。劣化が進行するとひび割れしやすくなりますので、そうなると塗り替えが必要になります。
○ラジカル塗料
ラジカル塗料とは、近年各メーカーが力を入れて開発に取り組んでいる塗料で、従来の塗料には無い緻密性の高いシールド層が特徴です。そのため、紫外線や酸素、水などによる影響を受けにくく、住まいをしっかりと守ることが可能です。耐用年数は15年前後と言われています。
○フッ素塗料
フッ素塗料の特徴は、優れた耐候性。価格は比較的高額になりますが、その分光沢があり美しく仕上がります。住まい以外の建物にも使用されており、スカイツリーの鉄骨部分にも塗装されている塗料です。